以前使用していたECOVACSのロボット掃除機から、引っ越しを機にSwitchBotの「S20」へ買い替えたのですが、S20の導入で日常の掃除にかける時間がほとんどなくなりました。
今回はS20を選んだ理由や、設置方法、実際の使用感について詳しくご紹介します。
これまで他社製のロボット掃除機を使用していましたが、引越しを機に自宅のIoT環境を見直すことになり、新しいロボット掃除機の導入を検討しました。
過去に使用していた機種で感じていたいくつかの不満点を解消するため、以下の条件を基準に機種選びを行いました。
家全体をスマートホーム化するため、連携できるIoT家電の種類が豊富なSwitchBot製品であることを第一の条件としました。
リビングなどの居室だけでなく、キッチンや脱衣所といった水回りの床はゴミを吸い取るだけでは汚れが落ちきりません。
そのため、水拭き機能が搭載されているロボット掃除機であることが必須でした。
以前のロボット掃除機は充電ステーションのみだったため、ダストボックスのゴミ捨てや水拭き用のタンクへの給水をその都度自分で行う必要があり、非常に手間でした。
今回はその面倒な作業を省くため、自動でゴミを収集し、水の交換も行ってくれるステーション付きのモデルを探しました。
これらの条件を満たすSwitchBotの最新機種が「お掃除ロボットS20」でした。
一つ前のモデルであるS10とは価格差がありましたが、ロボット掃除機は頻繁に買い替える家電ではないこと、またSwitchBotのS20は他メーカーの同等スペックの機種と比較して価格が抑えられていることから、購入を決意しました。
他メーカーの同等機能製品と比べても、SwitchBot製品は手に取りやすい価格設定です。
最新モデルのS20と、前モデルのS10ではいくつかの重要な違いがあります。
| S20 | S10 | |
|---|---|---|
| 吸引力 | 10,000 Pa | 6,500 Pa |
| サイドブラシ | 毛が絡みづらい新形状 | 従来形状 |
| メインステーション | 充電・集塵・モップ乾燥 給排水タンク内蔵 | 充電・集塵のみ |
S20は水交換ステーションがオプション扱いとなっており、メインステーション単体でも手動給排水で運用できます。
SwitchBot S20には、日々の掃除を自動化し、家事の負担を減らすための多様な機能が搭載されています。
指定した時間に自動で清掃を開始するスケジュール機能はもちろん、SwitchBotの他デバイスと連携したオートメーション設定が可能です。
特定の条件を満たしたときに清掃を始めるなど、生活スタイルに合わせた柔軟な運用ができます。
単純な時間指定だけでなく曜日の指定も可能で、一週間単位でスケジュールを組むことが可能です。
床材の種類を自動で検知して水拭き動作を停止させたり、アプリ上で部屋やエリアごとに水拭きの実行可否を手動で詳細に設定したりすることが可能です。
清掃が終わると、ロボット掃除機本体のダストボックスからステーション内の紙パックへ自動でゴミの集塵を行います。
この機能により、人間がゴミを捨てる頻度は数ヶ月に1回程度で済むようになります。
清掃中、ローラーモップは常に同時並行で洗浄され、さらに清掃終了後にはステーションで自動的にモップの乾燥が行われるため、綺麗な状態を保ちます。
清掃のたびに手作業でモップを洗う手間から解放されます。
オプションの「水交換ステーション」を設置することで、水拭きに必要な綺麗な水の給水と、モップ洗浄後の汚水の排水をすべて自動化できます。
都度重い水タンクを運んで給排水する作業がなくなり、数ヶ月に1回のフィルター清掃のみで運用可能になります。
SwitchBotの自動給水対応加湿器を使用している場合、S20を経由して加湿器へ給水を行うことができるようになります。
SwitchBot製品で機器を統一することで、日常の細かな家事をどんどん減らすことが可能です。
今回はS20本体に加えて、オプションの水交換ステーションも同時に導入しました。
非常に大型の段ボールで配送されます。

付属品の一部は本体にすでにセットされていたり、箱の隙間に収められているものもあるため、見落とさないように注意しましょう。

同梱物は以下の通りです。

- S20本体
- ステーション
- サイドブラシ
- 紙パック
- 防水シート
- 珪藻土マット
- メンテナンスツール
- お手入れブラシ

水交換ステーションの同梱物はこちらです。

- 水交換ステーション本体
- 防水シート
- 給排水管用ジョイントパーツ
- 取り付け用簡易工具
給排水管用のジョイントパーツは、さまざまな接続方法へ対応できるよう多くのパーツが同梱されています。
防水シートを設置し、その上に重なる形でステーションを配置します。
ロボットがスムーズに出入りできるよう、正面方向の空間は少し大きくとりましょう。

防水シートは給排水時の水で床が傷むのを防止するほか、ローラーモップの乾燥時の熱からの床の保護も兼ねています。
給排水口の部分に珪藻土マットを配置します。

本体を裏返し、サイドブラシを取り付けます。

本体のフェイスプレートを外し、保護シールなどを取り除きます。

プレートを付けなおして終了です。
アプリへの追加の前に、本体をステーションにセットして充電を行うことをおすすめします。

自動給排水を行う場合、水道と排水溝が近くになければできません。
洗濯機用の給水口と排水溝を使って設置可能なため、洗面所が一番の候補になると思います。

防水シートを設置し、その上に重なる形でステーションを配置します。
こちらも正面方向の空間は少し大きくとりましょう。

洗濯機の給水ホースに繋ぐ形で接続します。他の接続方法については公式サイトをご参照ください。
作業前に必ず洗濯機の給水ホースを繋いでいる水栓を閉じた上で作業を行いましょう。
水交換ステーションの給水ホース(白いホース)の先端にジョイントパーツを接続します。

水漏れが起きないよう、同梱のレンチでしっかり締めましょう。

洗濯機用の給水ホースと洗濯機の接続を外します。

洗濯機本体と、洗濯機用の給水ホースの間に、水交換ステーションの給水ホースを接続したジョイントパーツを挟み込む形で接続します。
水漏れが起きないよう、リングをしっかり締めましょう。

水栓を開いて水漏れが起きなければ完了です。
洗濯機の排水ホースに繋ぐ形で接続します。他の接続方法については公式サイトをご参照ください。
水交換ステーションの排水ホース(黒いホース)の先端にジョイントパーツを接続します。
水漏れが起こらないようしっかりリングを締めましょう。

ジョイントパーツに防水ゴムパーツを取り付けます。

洗濯機の排水ホースのタイプによってはパーツを取り外す必要があります。


ホースバンドを通した上で洗濯機の排水ホースとジョイントを接続します。

水漏れが起きないようホースバンドをしっかり締めます。

ジョイントを排水溝に接続します。
排水溝側にもホースバンドがある場合はそちらもしっかり締めましょう。



本体の電源を入れます。音が鳴ったら「次へ」をタップします。

音が鳴らない場合はバッテリー残量が不足している可能性があります。
ステーションに接続して充電を行いましょう。
「充電ボタン」と「モード切替ボタン」を同時に3秒以上長押しします。
音声案内が流れ、ランプが点滅したら「デバイスに接続」をタップします。



すでに設置済みの場合はスキップしましょう。


きちんとマッピングできるよう、床上12cm以内の障害物は取り除いておきましょう。

マッピングが終了したら本体の初期設定は完了です。

ここでは手動でのペアリング手順をご案内します。

S20本体の「充電ボタン」を音声ガイドが流れるまで(6秒以上)長押しします。

水交換ステーション側面のボタンを6秒以上長押しします。ペアリングに成功すると音声ガイドが流れます。



水交換ステーションの前方をアイコンでマーキングして完了です。
実際に使ってみた機能をいくつかピックアップして紹介します。
清掃時にどの程度の吸引力で清掃を行うのか、ローラーモップの水量の程度を設定できます。

吸引力を弱くして静かに清掃できるようにしたり、床材に合わせて水拭き時の水量を変えたりして使用できます。
部屋ごとに設定を変えたり、スケジュールで清掃のタイミングごとに変えたりすることが可能です。
時間を指定して自動で清掃を行うことができます。

単純な時間のみでなく特定の曜日のみや、指定した一度だけなどの設定も可能です。
また家の一部だけに清掃場所を限定したり、清掃時の設定(吸引力や水量)を指定できます。
部屋ごとに床材(フローリングやたたみなど)の種類を設定し、それに合わせた清掃を行ったり、水拭き禁止のエリアや進入禁止エリアを手動で細かく設定することが可能です。

ブラシやフィルターといった消耗品の寿命を可視化して表示することができます。

実際に清掃を行った時間をもとに消耗具合が表示されるので、こまめに状態を目視で確認しなくても問題ありません。
今の住宅は居室は全て畳の部屋で、廊下やキッチンのみがフローリングとなっています。
フローリング部分は水拭きを行っていますが、洗剤は使用していません。
毎日明け方と昼の2回スケジュール清掃を行っています。
明け方の清掃では寝室以外の部分全てを、昼の清掃では寝室のみをといった形で、その部屋にいない時間帯で清掃を行うようにしています。
居室は畳敷きなので、部屋ごとに床材を指定し、水拭きされないよう設定しています。
S20の高さは115mmなので、下に入り込めるよう家具をかさ上げしたりして設置しています。
洗濯機やソファーの下など、こまめに掃除を行わないと埃などが溜まりがちになる所も掃除できるようにしています。
非常に優秀なS20ですが、いくつか気になる点もありました。
本体の高さ115mm、直径365mmというのはロボット掃除機の中でも大型の部類になります。
大きいとどうしても入り込めない場所が出てくるので、もう少し小さい方が良かったです。
水交換ステーションがオプションのためか、メインのステーションに給排水タンクがついているのですが、使用しない場合も一体化しているため取り外すことができません。
このせいでメインのステーションの高さが高くなり、ラックの下などに隠して設置するのが難しくなってしまっています。
清掃時の動作音はそうでもありませんが、集塵時の音は非常に大きいです。
音が出ます。注意!
消耗品などは動作時間に応じて消耗度がアプリから確認できるのですが、メインステーションの紙袋に集塵されたごみの量は見て確認するしかなく、少し不便です。
ごみの量を機械的に確認するのが難しくても、手動で交換サイクルを設定できれば確認の手間が減り楽になると思います。
本体サイズが大きなこともあって、部屋の角などに埃が残りやすいです。
AI認識モードがあるのですが、ONにすると障害物にぶつかることは減りますが、障害物の際まで清掃できなくなります。
また、カーテンなども障害物と認識してしまい、窓際が清掃されません。
物理的に押し込めなくなるまで清掃するエリアと、障害物にぶつからないようにするエリアなどの設定が欲しくなります。
不満点もありますが、それ以上に導入して良かったと感じる強力なメリットがあります。
商品ページではごみ捨ては90日に1回となっていますが、確認したところ90日経過後でも紙袋の3割程度しか溜まっていませんでした。
間取りや生活スタイルにも寄ると思いますが、メンテナンスの手間がより少ないのは非常に良い点です。
水交換ステーションを使用して給排水を自動化すれば、ほぼメンテナンスフリーと言っていいレベルです。
利用頻度にもよると思いますが、私の環境だとごみ捨ては半年~9ヶ月に一度で済みそうです。
消耗品の交換も、最も消耗スピードの速いフィルター、サイドブラシでも半年に一度で済みます。
フィルターやブラシ、ローラーモップの清掃は1ヶ月に1回程度行うようアプリで通知されますが、3ヶ月そのままでも特に問題は起きていません。
これは3ヶ月メンテナンスなしで使用した本体の背面写真です。思ったより汚れていません。

フィルター清掃などのメンテナンスも15分ほどあれば問題なく終わります。
季節に一度15分の作業で日常的な掃除から解放されるのは非常に大きなメリットで、不満点がそれなりにあってもこれだけでおつりがくると思っています。
清掃場所ごとに設定を変更したり、オートメーションとして組み込んで他のセンサー類でその部屋にいないことを確認したうえで清掃を開始したり、一週間単位で繰り返しの清掃スケジュールを組んだりすることができます。
設定項目が多いので最初は少し時間がかかりますが、一度組んでしまえば何もしなくてもきれいな部屋の状態を保つことができます。
SwitchBotのお掃除ロボットS20は、本体サイズの大きさや集塵時の音などいくつか気になる点は存在します。
しかし、それらのデメリットを補って余りあるほどの清掃力と自動化のメリットを提供してくれるデバイスです。
特に、オプションの水交換ステーションを組み合わせた際の自動給排水システムは、水拭きの準備や後片付け、モップの洗浄といった日常のメンテナンスの手間を極限まで減らし、清潔な空間を自動で維持できる点で優れています。
スマートホームの構築を見据えつつ、掃除の負担から本気で解放されたいと考えている方にとって、S20は間違いなく投資価値のあるおすすめのロボット掃除機です。

