【URリノベ】カギを防犯性の高いものに交換しよう

賃貸物件では入居者が変わるタイミングで鍵の交換が行われることが一般的ですが、鍵のタイプ自体は変わらないことが多いです。
民間の賃貸物件であれば、入居時にオプション費用を支払うことでセキュリティ性能の高い鍵に変更できる場合もあります。

しかしUR賃貸物件の場合、有料で鍵のタイプを変更するオプションは用意されていませんでした。
とはいえ防犯面を考慮して別の鍵に変えたいと考える方もいるでしょう。

実はUR賃貸でも、所定の申請を行うことで、別のタイプの鍵に取り替えることが可能です。
本記事では、業者に依頼せず自分で鍵のシリンダー交換を行うための申請手続きや具体的な手順、かかった費用について解説します。

必要な申請手続き

鍵交換を行うには、URへ「模様替え申請」を行う必要があります(公式ページ)。

施工会社名の欄には「自身で施工」と記載して提出し、問題なく承認されました。

申請が通ると「模様替え等承諾書」「工作基準」「機構が定める仕様等」といった書面が送付されてきます。作業の際は、送られてきた工作基準をしっかりと守って進めましょう。

原状回復義務の有無は交換するシリンダー次第

既設のシリンダーと同じメーカーであり、かつ「機構が定める仕様等」に記載されている型番のシリンダーを使用する場合は、退去時の原状回復義務が免除されます。

一方で、機構が定める仕様等に記載されていない型番のシリンダーを取り付ける場合でも、退去時に原状回復を行うことを前提とすれば使用可能です。

ただし、この許可は錠ケース自体の変更や扉への加工を行わない場合に限られ、あくまでシリンダーのみの交換に限定されます。

交換する鍵のタイプの選び方

まずはドアに付いている既設の錠ケースを確認します。

今回確認したところ、既設の錠ケースは美和ロックの「75PM」というタイプでした。

新しい鍵シリンダーを選ぶ際は、錠ケースに適合するシリンダーの中から選択します。

既設の鍵はロータリーディスクシリンダーでした。

鍵の種類と防犯性能の比較

代表的な鍵のタイプの比較は以下の通りです。

防犯性能合鍵作成難易度
ピンシリンダー簡単
ロータリーディスク
※既設シリンダー
普通
ディンプル不可
ウェーブ
※交換シリンダー
不可

ディンプルキーやウェーブキーは防犯性が高い分、街の鍵屋さんなどでの合鍵作製はできず、鍵番号を指定してメーカーへ直接発注する形になります。

使用した資材と道具

今回のDIYで使用した主な資材は以下の通りです。

鍵シリンダー

今回は退去時に元の鍵に戻す前提で考えたため、原状回復の有無にはこだわらず、美和ロック以外のメーカーも候補に入れて選定しました。

防犯性能を高めることが一番の目的であったため、ウェーブキーを選んでいます。
価格も考慮し、最終的に家研販売の「KX3N-PMK」を購入しました。

工具

交換作業に必要な工具はドライバーのみです。
使用されているのはプラスネジのみですが、サイズが複数あるためサイズの合うドライバーを用意しましょう。

鍵シリンダーの交換手順

ここからは実際の交換手順を説明していきます。

交換するシリンダーの確認

まずは購入したシリンダーの同梱物を確認します。

  • シリンダー
  • 設置用プレート
  • ネジ
  • 鍵(5本)

今回選んだウェーブキーは合鍵を簡単に作ることができないタイプなので、鍵をなくさないように注意して管理しましょう。

錠ケースの取り外し

最初にハンドルを取り外します。
室内側のハンドル根元にあるネジを緩めると、ハンドルを抜くことができます。

室内側と室外側の両方から引っ張って取り外しましょう。

屋外側のハンドルの根元にはリングパーツがついているので失くしたり、取り付ける順序が分からなくならないように注意しましょう。

次に、錠ケースをドアから取り外します。
錠ケース四隅のネジを緩めて、錠ケース自体を取り外してください。

シリンダーの交換

既設シリンダーの根元にあるネジ4箇所を緩め、古いシリンダーを取り外します。

続いて、新しいシリンダーを取り付けます。

取り付け後、シリンダーに鍵を挿して回し、デッドボルトがきちんと動くか動作確認をしましょう。

錠ケースの再設置

シリンダーを交換した錠ケースを扉に再設置します。
シリンダーが所定の位置にしっかりはまっていることを確認してください。

確認できたら、四隅のネジを締めて固定します。

ハンドルの再設置

室内側と屋外側の双方から挟み込むようにハンドルを設置します。
根元にネジ穴がある方が室内側のハンドルになります。

完成!

すべての部品を取り付け終えたら、鍵がきちんと動作するか最終確認をしましょう。

取り外した古いシリンダーは退去時の原状回復で元に戻さなければならないため、紛失しないよう大切に保管しておきましょう。

かかった費用と作業時間

今回は自分自身で交換作業を行ったため、かかったのは鍵シリンダーの費用のみです。

品目金額
交換シリンダー(KX3N-PMK)8,500円
合計8,500円
  • 作業時間:約30分

まとめ

UR賃貸物件でも、模様替え申請を行うことで、自分でセキュリティ性能の高い鍵に交換することが可能です。

錠ケースに適合するシリンダーを選び、ドライバー1本で比較的簡単に作業できます。
原状回復義務や指定の型番については規定があるため、申請時に送られてくる書類をよく確認することが大切です。

防犯性を高めたいと考えている方は、ルールを守ったうえでDIYでの鍵交換に挑戦してみてはいかがでしょうか。

UR賃貸のリノベーション記事は以下にまとめています。