【URリノベ】キッチン専用回路コンセントを無料で増設してもらおう

キッチンには消費電力の大きい家電が集中するため、1回路(20A)のみでは同時に動かせる家電に制限がかかり、ブレーカーが落ちやすくなります。
これを解決するには分電盤から別の回路を引く専用回路コンセントの増設が必要ですが、通常は数万円の工事費用がかかります。

しかし、UR賃貸住宅にお住まいの場合、条件によってはUR側の負担で無料増設できるケースがあります。

本記事では、実際にUR賃貸でキッチン専用回路コンセントを無料で増設してもらった体験をもとに、適用条件や申請方法、実際の工事の様子を詳しく解説します。

専用回路コンセント増設前の分電盤の状況

上の写真は専用回路コンセント増設前の分電盤です。
古い分電盤の交換と同時に工事を行ったため、工事前の画像は古い分電盤の状態となっています。

もともとの部屋の回路数は2系統で、すでにエアコン用専用回路が1つ増設されていたため、小ブレーカーが3つ設置されている状態でした。

キッチン専用回路コンセントを無料で増設してもらえる条件

当初は増設自体を考えていませんでしたが、分電盤の交換とともに契約容量を40Aに変更する際、ついでに対応できると案内を受け、無料で増設してもらえました。

URの公式Webページ等に具体的な条件の記載はないため推測となりますが、以下の条件を満たす必要があると考えられます。

  • キッチン専用回路コンセントが設置されていない
  • 40A以上の契約容量を使用する

管理サービス事務所や管轄の住まいセンターによって対応が異なる可能性があります。

必要な申請手続き

今回のケースでは、専用回路コンセントの増設自体は口頭での依頼で進められました。

しかし、アンペア数の変更には専用の書類提出が必要です。
この書類はWeb上からダウンロードできないため、管理サービス事務所で直接受け取る必要があります。

また、書類には契約中の電力会社のお客様番号を記載する項目があるため、事前に確認しておきましょう。
なお、アンペア変更の作業自体は電力会社の管轄となります。

工事の様子と流れ

コンセント増設作業中はメインブレーカーを落とした状態で行うため、宅内で電気は一切使用できなくなります。

古いUR賃貸住宅では、壁の中に配線を隠せないため露出配線になることが多いです。
今回はリビングのエアコン用専用回路がキッチンを経由して配線されていたため、同じ経路に沿って配線することになりました。

まず、分電盤の小ブレーカーを増設します。
もともとあった3回路に加え、今回増設した回路の計4つの小ブレーカーが確認できます。

分電盤から順に配線を敷設していきます。
既存配線のモール(配線カバー)には新たな線を入れるスペースがないため、新しくモールを設置して配線します。

ただ、既存のモールに隙間なく隣接させて配線してくれなかった点は、UR手配の業者に対して少し残念に感じた部分です。

玄関からキッチンへは壁に穴をあけて通します。ここは既存配線ですでに開けられている穴を活用して通しています。

キッチン側の穴をふさいでいるカバーのすぐ脇に、新しいコンセントボックスを設置します。

設置されたコンセントは2口タイプで、それぞれアース付きの3Pプラグが接続可能です。
アース線の接続端子も備わっています。

かかった費用と作業時間

今回の工事費用はUR側の負担となったため、実質0円でした。

ただし、アンペア数を30Aから40Aに変更したことに伴い、電気の基本使用料が1ヶ月あたり300円から400円ほど高くなります。

「専用コンセントは増設したいが40Aの容量は不要」という場合は、一度40Aに変更してコンセントを増設してもらった後、再度30Aへ下げる手続きを行う方法もあります。アンペア変更をせずに自己負担で数万円の増設費用を支払うことに比べれば、はるかに安価に抑えられます。

作業にかかった時間は以下の通りです。それぞれ別日での作業となります。

事前の現地調査約10分
専用回路コンセント増設約2時間

現地調査の際に、追加する小ブレーカーの種類を決定してから部品の発注を行うため、場合によっては調査から実際の工事までに1ヶ月から2ヶ月程度かかることもあるようです。

まとめ

UR賃貸住宅でキッチン専用回路コンセントを増設する際、契約アンペア数の引き上げなどの条件を満たすことで、UR負担の無料工事を行ってもらえる可能性があります。

数万円の工事費が浮くメリットは大きいため、キッチンでのブレーカー落ちに悩んでいる方や、契約アンペアの変更を検討している方は、一度お住まいの管理サービス事務所へ相談してみてはいかがでしょうか。

UR賃貸のリノベーション記事は以下にまとめています。