【URのススメ】URで部屋を借りよう ~契約、入居の流れ~

UR賃貸住宅(UR)の部屋を借りる際、その手続きの流れやルールは、民間の不動産会社で契約する「一般の賃貸」とは少し異なる点があります。
仕組みを知らずに進めると、思わぬ出費やスケジュールのズレが発生してしまうこともあります。

この記事では、UR賃貸独自の「契約・入居までの流れ」と「一般賃貸との違い」について解説します。

UR賃貸における契約・入居までの概要

UR賃貸の手続きは、大きく分けて以下の4ステップで進みます。

  1. 仮申込み(物件の仮押さえ)
  2. 内見(部屋の確認)
  3. 本申込み・契約(書類提出・支払い)
  4. 入居(鍵の受取・引越し)

一般の賃貸契約との違い

UR賃貸には独自のルールがいくつか存在します。特にスケジュールや費用の面で注意が必要です。

「仮申込み」での物件の仮押さえ

UR最大の特徴がこの「仮申込み」制度です。 気になった物件があれば、最長7日間、その物件を無料で押さえることができます。

期間中は他の人が申込みや契約を行うことができません。また、物件情報も非公開になるため、誰にも取られることなくじっくり検討できます。

他の方が仮申込み中の物件は閲覧・申込みができません。また、1世帯につき1物件しか押さえられないため、とりあえず複数キープするということはできません。

期間内に本申込みを行わなかった場合、仮申込みは自動で取り下げられます(キャンセル扱い)。

手続き期限が厳格

民間の賃貸物件であれば、オーナーさんとの交渉次第で契約日を待ってもらえることがありますが、URの場合は期限が厳格です。決められた期日を動かすことは基本的にできません。

家賃の発生は「入居可能日」から

ここが最も勘違いしやすいポイントです。 一般賃貸では「実際に引越しをする日(入居日)」から家賃発生とすることが多いですが、URでは「入居可能日(契約から約10日後)」から家賃が発生します。

実際に住み始めるのが1ヶ月先であっても、入居可能日が来れば家賃支払いがスタートします。 進学や就職で「4月から住みたい」と考えても、部屋探しが早すぎると住んでいない期間の家賃を長く支払うことになるため注意が必要です。

1ヶ月以内に入居する必要がある

UR賃貸は、入居可能日から1ヶ月以内に入居する必要があります。 事情がある場合は「入居延期願」を提出することで延長が可能ですが、それでも最大1ヶ月までです。

仮申込みから入居までの流れ

ここからは具体的な手続きの手順を解説します。

仮申込み

まずは住みたい物件を1つ選び、仮申込みを行います。
既に別の物件を仮申込みしている場合、新しい物件を申込むには、前の物件の仮申込みを取り下げる必要があります。

  • 場所
    UR営業センター(店舗)、現地の管理事務所、またはインターネット
  • 必要書類
    特になし(ただし、そのまま内見する場合は身分証明書が必要です)

インターネット申し込みが可能な物件は限られています。
私も複数の県にまたがって探しましたが、ネットで仮申込みできる物件はありませんでした。基本的には店舗や管理事務所へ行く必要があると考えておきましょう。

内見予約・内見

物件の内見を行います。仮申込み前でも内見は可能ですが、見ている間に他の方に押さえられてしまうリスクがあるため、「仮申込みをして部屋を確保してから内見」することをおすすめします。

  • 場所
    UR営業センター(店舗)、現地の管理事務所、または電話・メール
  • 必要書類
    身分証明書(内見時)

仮申込みなしでも内見は可能なため、同じ敷地内に空き部屋が複数あれば、まとめて内見することも可能です。

本申込み

部屋が気に入ったら、URの店舗(営業センター)で本申込みを行います。ここからが入居審査のスタートです。

  • 場所
    UR営業センター(店舗)
  • 必要書類
    住民票の写し、所得証明書類など(仮申込み時の案内や公式ページを確認しましょう)

手間を省くため、本申込みと同時に次の「契約手続き」を行うことも多いとのこと。
本申込みをして、契約をしないケースってあまりないと思います。

契約

審査に通過したら、賃貸借契約を結びます。この時点で「入居可能日」が確定します。

  • 場所
    UR営業センター(店舗)
  • 必要書類
    写真付き身分証明書、印鑑など(仮申込み時の案内や公式ページを確認しましょう)
  • 支払い
    日割り家賃・共益費(入居可能日が含まれる月分)、敷金

フリーレントで当初の家賃が無料の場合も共益費の支払いは生じます。
また、契約書とともに「鍵の引渡し通知書」が渡されます。鍵の受け取りに必須の書類なので、絶対に無くさないように保管してください。

鍵の引渡し

入居可能日から1週間以内に、管理サービス事務所などで鍵を受け取ります。引越し作業の予定日が決まっていれば、このタイミングで伝えておくとスムーズです。

  • 場所
    管理事務所ほか
  • 必要書類
    身分証明書、鍵の引渡し通知書

事前に連絡し、受取日の調整が必要です。忘れないようにしましょう。

入居(引越し)

いよいよ新生活のスタートです。 当日の引越し作業については、特にUR側へ書類提出は不要ですが、引越し日の連絡や、車両の停車位置の確認などは事前にしておきましょう。
近隣の方への配慮を忘れずに搬入作業を行いましょう。

まとめ

UR賃貸の契約・入居の流れについて解説しました。以下の2つだけでも覚えておきましょう。

  • 仮申込みで物件の仮押さえが可能
  • 各種期限や家賃発生日のルールが厳格

一般の賃貸とは違う「仮申込み」という便利なシステムがある反面、スケジュールの融通が利きにくい側面もあります。 流れをしっかり把握して、スムーズな新生活のスタートを切ってくださいね。

次の記事ではURの仮申込み手続きから内見までについてご説明します。