【URリノベ】分電盤を無料で交換してもらおう

古い分電盤を交換しようとすると、分電盤自体の代金と工事費用で数万円単位の費用がかかります。
しかし、UR賃貸住宅にお住まいの場合、アンペア数の変更と組み合わせることで、UR側の負担(無料)で交換できるケースがあります。

本記事では、実際にUR賃貸で古い分電盤を無料で交換してもらった際の体験をもとに、条件や申請方法、工事の様子を詳しく解説します。

交換前の分電盤の状況

この写真は分電盤の交換前の状態です。
入居時は30Aのブレーカーが設置されていましたが、分電盤自体が非常に古く、本来あるはずのカバーもついていない状態でした。

分電盤を無料で交換してもらえる条件

当初は分電盤の交換までは考えておらず、見栄えを良くするために自作カバーの設置を検討していました。
しかし、エアコンのコンセント増設工事の際にエアコンの台数を考慮して40Aへ変更した方が良いとアドバイスを受け、40Aへ変更するためには分電盤の交換が必要で、その場合はUR側の負担で交換が可能という提案を受けました。

URの公式Webページ等に具体的な条件の記載がないため推測となりますが、以下の条件が揃ったためと考えられます。

  • 30Aから40Aへのアンペア変更
  • 現状の配線が単相二線式であること

40Aを使用するには単相三線式への切り替えが前提となるため、既存の分電盤が使い続けられなくなり、結果としてUR負担での交換になったと推測されます。

管理サービス事務所や、管轄の住まいセンターごとに対応が異なる可能性があります。

必要な申請手続き

今回のケースでは、分電盤の交換自体は口頭での依頼のみで進みましたが、アンペア数の変更には書類の提出が必要です。
この書類はWeb上からダウンロードできるものではないため、管理サービス事務所で直接受け取る必要があります。

また、書類には契約中の電力会社のお客様番号を記載する項目があるため、事前に確認しておきましょう。
なお、メーターの交換を含むアンペア変更作業は、電力会社の管轄となります。

工事の様子と流れ

分電盤の交換と契約アンペアの変更作業は、それぞれ別の日に行われます。

分電盤の交換

分電盤の交換作業中は、メーターからブレーカー間の配線が切断されるため、宅内で電気は一切使用できません。

まずは古い分電盤と設置されているブレーカーを取り外します。

新しい分電盤を設置し、三線目を引き込んで接続します。

最後にカバーを設置して作業完了です。

メーターの交換

メーターの交換作業中は宅内で電気は一切使用できません。

20Aから30Aへの変更などの場合、メーター自体の交換も必要になります。

古いメーターを新しいメーターへ交換し、アンペア数を設定します。

メーターボックスのカバーを取り付けて完了です。

メーター交換後に時間をおいて動作確認が行われますが、立ち合いも不要で作業中も通常通り電気が使えるので割愛します。

かかった費用と時間

今回の費用はUR側の負担となったため、実質0円でした。

ただし、アンペア数を30Aから40Aに変更したことで、電気の基本使用料が1ヶ月あたり300〜400円ほど高くなります。

「分電盤は新しくしたいが40Aの容量は不要」という場合は、一度40Aに変更して分電盤を交換した後に、再度30Aへ下げる手続きを行う方法もあります。
アンペア変更をせずに自己負担で分電盤を交換し数万円を支払うことに比べれば、はるかに安価に抑えられます。

作業にかかった時間は以下の通りです。それぞれ別日での作業となります。

事前の現地調査約10分
分電盤の交換約2時間
メーターの交換約2時間

現地調査で交換する分電盤のサイズなどを決定してから発注となるため、場合によっては調査から実際の工事までに1〜2ヶ月程度かかることもあるようです。

まとめ

UR賃貸住宅で古い分電盤を無料で交換した事例についてご紹介しました。

単相二線式から単相三線式への切り替えを伴うアンペア増設などの条件が合えば、高額な交換費用をかけずに新しい分電盤にできる可能性があります。

古い分電盤でお悩みの方やアンペア変更を検討している方は、一度URの管理サービス事務所や電気工事業者に相談してみてはいかがでしょうか。

UR賃貸のリノベーション記事は以下にまとめています。